吉田修一

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横道世之介 吉田修 文春文庫

私はもしかしたら吉田修が好きなのかも知れない。今までそんな事、1度たりとも思った事はなかったのだけどこの作品を読んでふと思った。 横道世之介という奇妙な名前を持った若者が主人公の青春物語。コカ・コーラのCMみたいな爽やかで「これぞ青春...
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悪人 吉田修一 朝日新聞出版

記憶のほどが確かではないのだけれど、映画化して流行っていた作品だったような……くらいの前知識で手に取ってみた。「この作品、本当に流行ってたの?」と疑いたくなるような地味で陰気な始まりだった。最後まで読んでみると、それなりに納得したけれど、ど...
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長崎乱楽坂 吉田修一 新潮文庫

舞台は昭和後期の長崎。ヤクザの家に生まれた少年の成長物語。作者は、かなり入魂して書いたんじゃないかなぁ……と容易に想像出来る丁寧な作りで非常に好感が持てたのだが、残念ながら面白いとは言い難い作品だった。 悪くないのだ。少年の成長物語と...
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初恋温泉 吉田修一 集英社

色々な温泉を舞台にした短編集。作品ごとに違う温泉が登場する。『初恋温泉』という表題に相応しく、恋愛とか夫婦愛がテーマになっていて、ほどほどに面白かった。この作家さんの描く作品って、なんとなくお洒落な感じがする。都会的と言うのか。恋愛にしても...
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最後の息子 吉田修一 文藝春秋

ネタとしては面白かったのだが「ハマりどころ」を外してしまったらしい。表題作はゲイの切ない恋を描いていて、たぶん、胸キュンでほろりと泣かされる作品なのだと思う。ヒロインの閻魔ちゃんなど、古典的過ぎるほどに古典的な女で、お話としても泣けるのだろ...
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パークライフ 吉田修一 文藝春秋

題名を見た瞬間「ホームレスの人のお話だ」と思ってしまった。パークライフ=公園生活=家がなくて公園暮らしだと思った訳なのだけれど、実際は、そうではなくて「生活の合間に公園を活用する人々の公園生活」を描いた作品だった。ちなみに公園というのは遊具...