水上勉

水上勉

一日暮し 水上勉 角川書店

読書に限ったことではないが、どんなことにも「時期」はあると思う。この本とは少し出会うのが早過ぎたようだ。本当の意味で「老いの文学」を味わおうと思ったら、私の場合は、あと20年くらい生きてからしか無理ではないかと思われる。 大病を患った...
水上勉

櫻守 水上勉 新潮文庫

桜を愛し、守り育てることに情熱を傾けた庭師の生涯を描いた表題作の『櫻守』と、孤高の宮大工を描いた『凩』の2作品が収録されていた。どちらも私の大好きな「職人」が主人公なので、ワクワクとページをめくったのだが、イマイチ物語に浸ることが出来なかっ...