松浦理英子

松浦理英子

最愛の子ども 松浦理英子 文藝春秋

久しぶりの松浦理英子。ガツガツと作品を発表する作家さんではないだけに、新作で出ると「あっ! 新作出てたんだ」と嬉しくなってしまう。今回も期待以上の面白さだった。松浦理英子らしさが全面に出ていて相変わらずキレキレではないか。作者は御年58歳と...
松浦理英子

ナチュラルウーマン 松浦理英子 河出文庫

感想を書いて欲しいとのリクエストを戴いたので数年ぶりに再読してみた。私にとって松浦理英子という作家を知った記念すべき作品。初読の時は脳天をかち割られたような衝撃を受けた。そして、今は頬を引っぱたかれたような感じ。力のある作品は時を経ても色褪...
松浦理英子

奇貨 松浦理英子 新潮社

『友愛小説』と言う事らしい。女性と恋する事が出来ず、男友達もおらず、自分と自分の性を持て余している私小説家の主人公とレズビアンの女性との同居生活を描いた物語。いかにも松浦理英子が好みそうな話だなぁ…という印象で読み始めたのだけど、意外にも今...
松浦理英子

犬身 松浦理英子 朝日新聞社

ものすごく久しぶりに松浦理英子の作品を読んだ。もっとも、好きな作品はたまに再読しているので「新作を」ってことなのだけど。心穏やかに読むことの出来ない作品だった。 なんと言うか……。とても感想が書き辛い。松浦理英子を読むと、ものすごくハ...
松浦理英子

裏ヴァージョン 松浦理英子 筑摩書房

作者の作品を読むのは何年ぶりだろう。はじめて『ナチュラルウーマン』を読んで衝撃を受けて以来、すっかりお気に入りの作家さんなのに、この作品は何故だかしら読み残していたのだ。ある方に「お読みになられましたか?」と尋ねられ、未読だったことに気づい...