中島らも

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寝ずの番 中島らも 講談社文庫

この夏は何故だか私の中だけで中島らも祭りが開催されている。理由はよく分からない。まぁ中島らもの作品は夏が似合うから仕方がない。『白いメリーさん』のホラーは夏に読むのが良いし、アル中・薬中系の話も夏が似合う。この作品はそのどちらにも当てはまら...
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今夜、すべてのバーで 中島らも 講談社文庫

暑くてダルくてたまらなくなると、中島らもが読みたくなる。暑さと身体のダルさに負けてしまうような時は、中島らもでも読んでとことん駄目な感じを満喫した方がいいんじゃないかな……と言う発想。中島らもの作品は人として駄目な感じがするけれど、読んでい...
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空のオルゴール 中島らも 新潮文庫

不条理なフランス映画を思わせるような作品だった。実際、小説の舞台はフランス。奇術師を抹殺することを目的とした「反奇術師同盟」と、個性溢れる奇術師達との戦いの物語だった……なんて書くとハリウッド映画のようだけれども、お気楽極楽に暮らす能天気な...
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お父さんのバックドロップ 中島らも 集英社文庫

久しぶりに「ツボ直撃」の1冊だった。中島らもの書く男性って、どうしてあんなにも素敵なんだろう。大人だから、大人たらんと頑張っていて、そのくせ大人なのにヤンチャな心を捨てきれない、不手際なお父さん達が、この上なく愛しく思われた。短編4つからな...
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こどもの一生 中島らも 集英社

中島らもの書いた戯曲の中でも、とくに人気のあった作品の小説化である。演劇好きの友人達、大絶賛の作品だが、私は観る機会に恵まれず、とりあえず本に飛びついてしまったのだが、正直なところイマイチだった。私はらも好き人間ではあるけれど、だからって、...
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白いメリーさん 中島らも 講談社

『らも式・夢十夜』というノリの、ちょっと不思議な話を集めた短編集。モダンな感じがとても良かった。作者に限ったことではないのだけれど、映像や舞台の仕事をしている人の書いた小説は場面の作りが洒落ているので、こういうタイプの小説は向いているように...
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さかだち日記 中島らも 講談社

合法・非合法ドラッグとアルコールを断ちつつある時期の(完全に切れていないが)作者の日々が綴られている。日記形式。覚醒剤取締法違反で捕まる前に書かれた作品で、いちおう「改悛の日々」という感じか。また同じ道を辿るのだなぁ……などと思うと、ちょっ...
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世界で一番美しい病気 中島らも 角川春樹事務所

またしても題名惚れ。題名惚れして手に取ると失敗する確立が高いのだが、今回のは大成功。とても面白かった。ファンの欲目を抜きにしても、素晴らしい作品だと思う。「世界で一番美しい病気」だなんて、上手いこと言ったもんだなぁ。座布団十枚。 私は...
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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 中島らも 集英社文庫

中島らもは、けっこうご贔屓の作家さんだったりする。ゾッコン惚れこんで…というのではなく、ほどほどに好きというか。野球で言うなら「手堅く送りバンドで塁に出て1点返してくれるバッター」って感じ。文学ちっくな小説も、お笑い系のエッセイも、ほどほど...
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アマニタ・パンセリナ 中島らも 集英社集英社

作者が実際に体験したり、聞きかじったりしたドラッグについてのエッセイ集である。睡眠薬、シャブ、アヘン、幻覚サボテン、大麻LSD、咳止めシロップ………これでもか、これでもかというほどのドラックが連なっていて人間は、こうまでして快楽を求めるもの...