辻仁成

辻仁成

真夜中の子供 辻仁成 河出書房新社

これは面白かった! 私が今年、読んだ本の中ではダントツでの1位だ。この上半期は本のアタリがイマイチだった…と言うことを差し引いても面白かったし、辻仁成の新しい代表作になると思う。 物語は福岡県の中洲が舞台。主人公の少年は戸籍がない。ホ...
辻仁成

父 Mon Père 辻仁成 集英社

前回読んだ『息子に贈る言葉』が良かったので続けてこれも読んでみた。『息子に贈る言葉』はツイッターのまとめ本だったけれど、今回は小説。作者自身と息子さんがモデルだろうと匂わせているものの、あくまでも小説。設定も実際の作者と違っていて小説家の父...
辻仁成

息子に贈る言葉 辻仁成 文藝春秋

前評判無しで手に取った。題名からしてエッセイ集かと思いきや、作者のツイッターをまとめた本で軽くガッカリ。しかし予想外に面白かった。 辻仁成と言うと小説家と言えば小説家ではあるけれど、私の中では完全に芸能人枠。南果歩と離婚後、中山美穂と...
辻仁成

日付変更線 The Date Line 辻仁成 集英社

とても読み応えのある壮大な作品だった。主人公はハワイ在住の日系四世の青年。彼の祖父は第二次世界大戦時、日系アメリカ人部隊で戦った日系二世。第二次世界大戦を舞台にした、祖父世代の物語と、主人公世代の物語が綿密に繋がっていて大きな物語になってい...
辻仁成

愛をください 辻仁成 マガジンハウス

手紙のやり取りだけで表現される書簡小説。「感想を書いて欲しい」とのリクエストを戴いて読んだのだけど、どう書いていいかよく分からない。すごく良かったのだけど絶賛は出来ないし、かと言って心揺さぶられたのも事実だし。 施設で育って人間を信じ...
辻仁成

サヨナライツカ 辻仁成 世界文化社

何ページか読んだところで「これは、なんのドリーム小説?」と首をかしげてしまった。結婚を前にした青年の前に突如現れる謎の美女。しかも据え膳。青年はもちろん食ってしまったりなんかして、そのまま2人は性と恋に溺れていくの巻。ハーレクインロマンスも...
辻仁成

パッサジオ 辻仁成 文春文庫

あまりにもチンケな物語で「ちゃんちゃら笑わせてくれるぜ」と溜息をついてしまった。駄目な作品だと言うつもりはない。ただ幼いのだ。拙いのだ。もしも私がこの作品を中学生の頃に読んでいたら、きっとハマっていただろうと思う。綺麗な文章だし、物語もいい...
辻仁成

冷静と情熱のあいだ Blu 辻仁成 角川文庫

江國版をイマイチ好きになれなかったので、ノリ気ではなかったのだが赤と青が一対になって出来たコラボレーション作品なので、やっぱり読んでおかねばな……と手に取ってみたが、こちらはけっこう楽しめた。江國主人公が「変質したが変化しない人」だとすれば...
辻仁成

海峡の光 辻仁成 中公文庫

作品を読み終えての第一声は「これって、やったもん勝ちだなぁ」だった。主人公は函館の刑務所で看守をしている男。そして主人公が働く刑務所にかつて主人公をイジメていたヤツが入所してくる。これはもう設定だけでも、ドキドキしちゃいますぜ。旦那。買いで...