檀一雄

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リツ子その愛・その死 檀一雄 新潮文庫

最後に読んだのは何年前だったか……というほどに久しぶりの再読。檀一雄といえば『家宅の人』とこの作品が代表作になるのだろうか。この作品のタイルにもなっているリツ子は『家宅の人』に登場する主人公の妻とは別の人。リツ子が亡くなって、再婚した女性が...
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火宅の人 檀一雄 新潮文庫

久しぶりに再読してみた。再読する作品というのは、多少ならずも愛情を感じている作品ばかりなのだが、この作品は「多少」どころか激しく好きだ。盲目的に愛していると言っても過言ではない。やたらと長いし、中だるみもするし、長い年月をかけて書かれたもの...
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漂蕩の自由 檀一雄 中公文庫

作者のエッセイは「面白かった」というよりも「美味しそうだった」という感想を持つことの方が多いのだが、この作品もそうとう「美味しそう」な作品だった。ただ他の作品とは一線を隔しているのは「美味しそう度」よりも「心地よさそう度」の方が際立っていた...
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花筐・白雲悠々 檀一雄 講談社文芸文庫

講談社文芸文庫はありがたいなぁ。文庫化されていない名作を少しづつ出版してくれるのって、本好きにとってはホントにありがたい。お値段は少々高めだけど、他では読めない作品も多いので、全然OK。ただ採算が取れているのだろうか? と素人ながら心配だっ...
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小説太宰治 檀一雄 岩波現代文庫

この小説は檀一雄の夫人である、ヨソ子さんが1番好きな作品だという。小説としては、作者が書いた他の物に較べると見劣りするような気がするのだが「男・壇一雄」を偲ぶにはこれ以上の作品は無いようにも思う。作者の書いた私小説の決定版というと『家宅の人...
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わが百味真髄 檀一雄 中公文庫

作者が美味しいと感じた食べ物についての小話がズラーッと並んでいるだけの、なんとも不毛な随筆集である。どこそこで食べた、なになにが美味しかったとか季節に仕入れた素材をこんな風に料理したら美味しかったとか、本を読んでいるよりも、随筆に書かれてい...