朱川湊

朱川湊

わたしの宝石 朱川湊 文藝春秋

中年はこの本を読んではいけないと思う。何故ならこの本は本気で中年を殺しにかかっているからだ。久しぶりの朱川湊。朱川湊ワールドを思い切り楽しませて戴いた。中年が主人公の短編集で中年でなくても楽しめると思うけれど、中年はより楽しめるのではなかろ...
朱川湊

今日からは、愛のひと 朱川湊 光文社

私はなんだかんだ言って作者の作風が気に入っている。「人間っていいな」と思えるような作品が多くて、人の善意とか愛とかを信じさせてくれる夢見がちな作品が多い。いささかヲタクっぽいと言うか、ラノベ的展開が多いの事は分かっていても「細けぇこたぁ、い...
朱川湊

満月ケチャップライス 朱川湊 講談社

私は作者が描く「人の温もりを感じさせてくれる物語」が大好きだ。正直なところ、全ての作品が最高に面白いって訳ではないのだけれど、読後に「でも良かったよね」と思える部分があるあたりが魅力だと思っている。しかし、この作品は読後感がイマイチ良くなか...
朱川湊

鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様 朱川湊 小学館

いかにも朱川湊人って感じの作品だった。この人の作品を読むのはこれで6冊目(読書録には5冊しか書いていない)なのだけど、流石にパターンが分かってきた。彼の作品は幽霊と人情と雰囲気で構成されている。話自体も悪くはないのだけど、雰囲気に流されてし...
朱川湊

太陽の村 朱川湊 小学館

冴えないニートのヲタクがタイムスリップして江戸時代に行く……と言う物語。実にパッっとしない作品だった。ライトノベルとも、大人向けのエンターテイメントとも分別し難く「いったい、どう言う層に需要があるんだろう?」と首を傾げてしまうほど。 ...
朱川湊

かたみ歌 朱川湊 新潮社

『幽霊譚』と言いたくなるような、ちょっと不思議な話を集めた連作短編集。時代は古き良き昭和。物語の舞台は「アカシア商店街」と言う、これまた昭和ちっくな設定。昭和と言っても私自身の子供の頃よりも、もう少し古い時代の話なのに、どこか懐かしさを感じ...
朱川湊

わくらば追慕抄 朱川湊 角川書店

前回読んだ『わくらば日記』の続編。前作の雰囲気そのままで、前作が気に入った人なら楽しめるであろう作品だった。推理…と言うかミステリ要素は前作よりも薄くなっているのでミステリーファンには物足りないかも。 このシリーズの良いところは「人間...
朱川湊

わくらば日記 朱川湊 角川書店

昭和30年代を舞台にして短編連作集。不思議な力を持つ美しい姉と、その妹が遭遇する事件簿。私にとっては苦手なミステリーというジャンルの読み物だったけれど、推理要素が低くて、ミステリーが苦手でもするすると読むことが出来た。 ちょっと…と言...