秋吉理香子

鏡じかけの夢 秋吉理香子 新潮社

作者の作品を読むのはこれで3冊目。1冊目、2冊目が気に入ったから3冊目を読んでみた…と言う訳ではなくて、図書館でなんとなくジャケ借り。耽美な表紙はロマンティックなタイトルから「もしかして、ゴシックホラー?」と予想した。 内容はほぼ予想...
安藤祐介

不惑のスクラム 安藤祐介 角川書店

大人のための青春小説だった。40代以上のおじさん達の草ラグビーチームの物語。死に場所を求めて河川敷にきた主人公がふとしたキッカケから草ラグビーチームに参加することになる。ラグビーチームのメンバーは中高年のおじさんばかり。みなぞれぞりれに人生...
安壇美緒

天龍院亜希子の日記 安壇美緒 集英社

初挑戦の作家さん。第30回小説すばる新人賞受賞作とのこと。 題名を聞いて宮尾登美子の『鬼龍院花子の生涯』を連想した人は私だけではないと思う。そして「これはきっと大河ロマンに違いない」と期待してしまったのも私だけではないと思う。 ...
朝比奈あすか

みなさんの爆弾 朝比奈あすか 中央公論新社

朝比奈あすかの作品を読むのは何冊目だろう。「大好きでハマっている」と言うほどではないのだけれど、手堅くて大外れが少ない作家さんだと思っている。この作品もまずまず面白かった。 それぞれタイプの違う5人の女性作家が主人公の短編集。作家が作...
朝井リョウ

風と共にゆとりぬ 朝井リョウ 文藝春秋

薄々そうじゃないかと思っいてたけど、私は作者の書く作品とは相性が悪いらしい。全く受け付けないかと言われるとそうでもなくて面白いと思った作品もあるし「上手いなぁ」と感心したりもするけれど、方向性の違いと言うのかな。作者の作品と私は相容れない水...
秋吉理香子

婚活中毒 秋吉理香子 実業之日本社

婚活にまつわるミステリ短編集。前回読んだ『聖母』が面白かったので他の作品も読んでみようと手に取ったのだけど期待外れだった。そこそこに面白かったのだけどビックリさせられたのは収録されている4作品のうち1つだけ。あとの3作品については「ふ~ん」...
朝比奈あすか

人間タワー 朝比奈あすか 文藝春秋

なかなか面白かった。力作の部類に入ると思う。作者は私とさほど変わらない年齢なのに、子どもから老人まで上手いこと描く人だなぁ…と感心した。前回読んだ『自画像』のように登場人物の世代を絞った作品よりも、この作品や『天使はここに』のように様々な年...
秋吉理香子

聖母 秋吉理香子 双葉社

ネタとオチが命のミステリー作品ですが、盛大にネタバレを盛り込んだ感想になりますので、ネタバレを読みたくない方はご遠慮ください。ネタバレせずに感想を書く方がスマートなのは理解しているのですが、もともとミステリーマニアではないのでネタバレ抜きだ...
朝井リョウ

何者 朝井リョウ 新潮社

大学生の就職活動を描いた小説で直木賞受賞作。以前読んだ『何様』はこの作品のスピンオフとのことだったので「やっぱり元の作品は読んでおくべきだな」って事で手に取った。正直言って直木賞に値する作品かと言われると微妙な気持ちになるけれど、現代を描い...
あまんきみこ

おにたのぼうし あまんきみこ ポプラ社

小学校3年生の娘が学校の教科書で『ちいちゃんのかげおくり』を学習したのだけれど、今度は副教材として『おにたのぼうし』が投入された。謎のあまんきみこ押しである。しかもテスト問題と言うか、練習問題として使われたので、物語の一部しか読むことが出来...
彩瀬まる

朝が来るまでそばにいる 彩瀬まる 新潮社

またしても題名借り。前評判等を知らず、題名から恋愛小説だろうと想像して借りたのだけど全然違っていた。恋愛小説どころか「死」がテーマになっている短編集。しかも軽くホラー。ガッツリしたホラー小説ではないのでホラー小説好きでなくても読めるとは思う...
あまんきみこ

ちいちゃんのかげおくり あまんきみこ あかね書房

先日まで娘は国語の授業で『ちいちゃんのかげおくり』を学習していた。『ちいちゃんのかげおくり』は小学校の時に習った人が多いと思う。夫も私も子どもの頃、国語の教科書は娘と同じ光村図書だったので娘と同じく『ちいちゃんのかげおくり』を習っている。私...
天祢涼

ハルカな花 天祢涼 光文社

お花がテーマのファンタジー風連作ミステリ。表紙に惹かれて手に取った。初挑戦の作家さんだったのだけどパラ見してみると、お花がテーマになっている風だったので借りたみた次第。私もお花が好きなのでお花に関する蘊蓄を読むだけでも楽しいだろうな…と。 ...
朝井リョウ

何様 朝井リョウ 新潮社

なんとなく手に取って読んでみたのだけど、直木賞を受賞した『何者』のアナザーストーリーとのこと。ちなみに『何者』は読んでいなかったのだけど『何者』だけでも充分に楽しめると思う。 主人公が違う6つの作品からなる短編集。それぞれの物語の主人...
朝井まかて

眩 朝井まかて 新潮社

初挑戦の作家さん。時代小説は苦手なのだけど、葛飾北斎の娘、葛飾応為の半生を描いた作品との事で読んでみた。時代小説を読み慣れていない私でも一気読み出来る面白さだった。 実は私。この作品が話題になるまで、葛飾応為なんて全く知らなかった。絵...
朝倉かすみ

少女奇譚 あたしたちは無敵 朝倉かすみ 角川書店

作者の作品を読むのはこれで7冊目。以外とたくさん読んでいる。サクッと読める作品が多いので、沢山読んだな実感は無いのだけれど、多作な方なのだと感心する。今回は少女が主人公の5つ物語からなる短編集。結論から言うとイマイチだった。 この作家...
朝井リョウ

ままならないから私とあなた 朝井リョウ 文藝春秋

朝井リョウの作品って「リア充の若者専用」ってイメージがあったのだけど、今回は今までとは違う路線で共感が持てた。軽めで読みやすい文章はそのままだけど、対象年齢が少し上がったかな…と言う印象。30代社会人向け…ってところだろうか。表題作と『レン...
朝井リョウ

世にも奇妙な君物語 朝井リョウ 講談社

作者はテレビドラマ『世にも奇妙な物語』がを愛するがために『世にも奇妙な物語』をイメージした作品を書いたとのこと。私にとって『世にも奇妙な物語』は「大好きってほどではないけど、1度観ちゃうと最後まで観たくなる」テレビドラマだ。この本には『世に...
朝比奈あすか

自画像 朝比奈あすか 双葉社

胸くその悪くなる悪い作品なので万人にはオススメ出来ない。つい最近まで学校にいた人には特に。スクールカースト上位に属していたリア充系の人なら平気かも知れないけれど「学生時代からヲタクでした」とか「趣味は読書です」と言うタイプの人は読んでいてち...
阿川せんり

厭世マニュアル 阿川せんり 角川書店

ツイッターで評判が良さ気だったので手にとってみた。 野性時代フロンティア文学賞受賞作。自分のことを「口裂け女」略して「口裂け」と名乗る22歳のフリーター女性が主人公。「口裂け」と言うのはマスクを外す事が出来ないの事からそう名乗っている...