大島真寿美

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ピエタ 大島真寿美 ポプラ社

舞台は18世紀のヴェネツィア。主人公は慈善修道院で育てられた女性。題名の『ピエタ』は慈善修道院の名前で、ピエタでは音楽活動を熱心に行っていて、その収益を運営の一端にあてていた。主人公は幼い頃から『四季』でおなじみのヴィヴァルディの指導を受け...
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戦友の恋 大島真寿美 角川書店

いきなりこんな感想を書くのはどうかと思うのだけど、ちっとも面白くない作品だった。働く女性が主人公の話。主人公は漫画の原作者。その周囲にいる人は、編集者とか芸術家とか「ちょっと格好いい職業」に従事する人達。たぶん癒し系に分類される作品だと思う...
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すりばちの底にあるというボタン 大島真寿美 講談社

作者の作品を読むのはこれで3冊目。3冊目にして初めて「おっ。この作家さんはいいかも」と思った。以前、読んだ2冊もそこそこ良くて「むむっ」っと思ったものだけど、この作品は彼女の良い部分が花開いているように思う。 ひと言で言うなら「気持ち...
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ふじこさん 大島真寿美 講談社

表題作を含む短編3作からなる作品集。どの作品も「少女」が主人公だった。小学生だったり、高校生だったり。「いまどきの」あるは「どこにでもいる」少女達。同性の私が読むと甘酸っぱいような、気恥ずかしいような感情に襲われてしまった。あの頃は、大人ぶ...
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チョコリエッタ 大島真寿美 角川書店

犬になりたい17歳女子チョコリエッタ(日本人)の物語。主人公のチョコリエッタがちっとも好きになれなかった。あれは「17歳ゆえ」の不安定さというよりも、むしろ人間性の問題だと思った。10代の頃って、相手のことを思いやる能力が低かったりするのは...