大崎善生

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ロストデイズ 大崎善生 祥伝社

主人公は出版社に勤務する30代の男性。妻子アリ。妻とは学生時代からの付き合いなのだけど、妻が娘を産んだことをキッカケに2人の関係が崩れていく。と同時に、主人公は編集部から営業部への移動を命じられてアルコールに溺れ……と言う「あるある」的な筋...
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将棋の子 大崎善生 講談社

『赦す人』がとても良かったので10年以上ぶりに再読してみた。この読書録に書いていなかったのはHPを始める前に読んだからか、それとも忙しくて読んだだけで感想を書けずにいたのかは不明。 感想は書かなかったけれど、読んだ時に感じた事は覚えて...
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赦す人 大崎善生 新潮社

前回『ユーラシアの双子』を読んだ時「読むに耐えない。作者の作品から卒業するかも知れない」なんて事を思っていたのに、きちゃったよ…やっぱりやっぱりいいよ。だから大崎善生は止められない。私は小説に関して諦めが悪いと言うか、ストーカー気質と言うか...
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ユーラシアの双子(上・下) 大崎善生 講談社

ものすごく好きな作家さんだったのだけど、この作品で卒業かも知れない。次の新作は勢いだけで飛び付かずに、巷の評判を読んでからにしたいと思う。恋愛感情が醒める時って、こんな感じだったよなぁ……と思わせてくれる作品だった。今回はネタバレ満載で愚痴...
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ランプコントロール 大崎善生 中央公論新社

今回の作品は私には無理だった。「大崎さん。どうしちゃったの?」と泣きたくなってしまうほどに駄目だった。私はこの作家さんが好きなのだけど、無理な物は無理だった。 全体的にセックス描写が多くて村上春樹ちっくな印象。まぁ、それは良いとしても...
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Railway Stories 大崎善生 ポプラ社

題名からすると「鉄道にまつわる短編集」ってことなのだと思うのだけど「それほど鉄道は関係無いのでは?」と言う話も沢山ある短編集。私的分類から言うと「こっ恥ずかしい系」のお話が満載。なんだかんだ言って、作者の作品は好きなので読んで良かったと思っ...
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存在という名のダンス(上・下) 大崎善生 角川書店

「作者久しぶりの新作! しかも上下巻!」…と言うことで、ワクワクして手に取った。そして面食らった。今までと作風が全く違う。作者は純文学系の作品ばかり書いていた作家さんだったのに、この作品はファンタジーだった。主人公の少年の旅を追っているので...
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ディスカスの飼い方 大崎善生 幻冬舎

作者の作品は、比較的たくさん読んでいて「好きだ」と思う率が高い。話が面白いというよりも作者の人生観や世界観が好きなのだと思う。だけど、今回の作品はダメだった。面白いとか、面白くない以前の話で、この作品は題名通り『ディスカスの飼い方』なのだ。...
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スワンソング 大崎善生 角川書店

最近、この作家さんが大好きになっていて「たぶん、私は彼の作品を一生読み続けるのだろうなぁ」と思うほど、しっくりと肌に合うようになっていたのだが、今回の作品は「しまった、これスカを引いたか」と途中まで読んでガッカリしてしまった。何しろ私の苦手...
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傘の自由化は可能か 大崎善生 角川書店

どうやら私は、この作家さんと非常に相性が良いみたいだ。激烈に好きというほどではないし、読んだ作品だって「読んだ後から内容を忘れている」なんて事も多いのに「なんだか好き」としか言いようが無い。たぶん、物事の考え方のベースが似ているのだと思う。...
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優しい子よ 大崎善生 講談社

久しぶりに本を読んで涙ぐんでしまった。しかも、ボックスシートで人がいなかったとは言え電車の中で。それくらい、やられた。良い作品かどうかはさて置き、私の弱点をズバリ突かれてしまったのだ。なので文学作品として読んだと言うよりも、のめり込んでしま...
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タペストリーホワイト 大崎善生 文藝春秋

不意打ちを喰らってしまった。「やられたなぁ」って感じ。物語の筋書き自体は、ありきたりで唐突なのに、グッっときてしまった。ひとことで作品を説明するなら「魂の再生物語」って感じだろうか。時代は学生運動が盛んだった頃。大事な人を2人も失った女性が...
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孤独か、それに等しいもの 大崎善生 角川書店

「私、けっこう好きかも知れない」なんて事を読むたびに思う。この人の書く作品は、読んだ瞬間から忘れてしまうほどインパクトが薄いのだけど、なんと言ったら良いのだろう。流れる何かが自分自身のベースと似ている気がするのだ。 一見すると恋愛小説...
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別れの後の静かな午後 大崎善生 中央公論新社

この作家さんの書く話は、どれを読んでも同じ気がする。彼に静かで哀しい空気を書かせたら、たまらない。「静謐な」という形容詞が、これほどしっくり当てはまる作家さんも珍しい。 地味な掌編を集めた短編集。表題作は途中から唐突に甘っちょろい展開...
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ロックンロール 大崎善生 マガジンハウス

作者の作品は、何かと好きだ。行き場の無さ加減がシミジミとよい。何冊か読んでみたけれど「ああ良い作品だった」と思うことが多い。なのに、ふり返ってみると、作品の内容だの、文章の一節だのを、ほとんど覚えていないことが多いのだから不思議だ。ちっとも...
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ドナウよ、静かに流れよ 大崎善生 文藝春秋

ノンフィクションの悪い部分が存分に発揮されているなぁ……という印象の1冊だった。私にとって、興味深い内容ではなかったのと、話のテンポが悪かったのとで、途中で投げ出してしまおうかと思ったほどである。「面白くなかった」と言い切ってもいいように思...
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九月の四分の一 大崎善生 新潮社

なかなか面白かったし良い作品だと思った。短編小説が4本収録されているのだがハズレが無かったように思う。もちろん「ものすごく良かった」というのと「まあまあだった」というくらいの違いはあるのだけれど、短編小説集で「全部面白かった」というのは案外...
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聖の青春 大崎善生 講談社文庫

29歳の若さでこの世を去った棋士、村山聖について書かれたノンフィクション。しかし私はこの作品を読むより先に、この作品が原作の漫画を読んでいたし『知ってるつもり』なども観ていたので、それほどハマりはしないだろうと思っていたのに、これがけっこう...
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アジアンタムブルー 大崎善生 角川書店

題名になっているアジアンタムは観葉植物である。個人的に好きな植物なのだが、現物はブルーと言うよりグリーン色。語呂が良いのと「心のブルー」を引っ掛けてみたのだと思うのだが、ちょっぴり腑に落ちない題名だと思いつつ、読みすすめた。 恋人を癌...